BOULEVARD

Chaise lounge

Barcelona, Spain

FORMICA

知覚を通して快適さを再考する

BOULEVARD は、かつて夏の夕暮れに家族が集って過ごした、シンプルな日本の縁台(えんだい)に着想を得ています。その座面のすのこは、意外なほど広い間隔で配置されていますが、その間隔は、座ったときに身体の重さを自然に分散させ、隙間の存在を感じさせなくなるよう、何世代にもわたって磨き上げられてきたものです。

FORMICA® は HTDS に対し、高圧メラミン化粧板を単なる表面仕上げとしてではなく、素材そのものが家具になり得るのではないか、という発想で再解釈することを依頼しました。それぞれの作品は、FORMICA® を貼り合わせた積層木材を CNC 加工によって削り出して制作されています。開口部は、一見すると座り心地が悪そうに思えるほど大きく設けられていますが、実際に座ると身体が自然にバランスを見つけ、やさしくしなやかな快適さが生まれます。

BOULEVARD は家具と彫刻のあいだに位置し、快適さは素材ではなく、幾何学だけからも生み出せることを表現しています。

BOULEVARD 1
BOULEVARD 2
BOULEVARD 3
BOULEVARD 4
BOULEVARD 5
BOULEVARD — FORMICA | htds